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菊水に梅花図鐔
銘 丹州住藤原定正
" Kiiku & ume" Chrysanthemum & Plum
Signed Tanshu ju Fujiwara Sadamasa
鍔
No.
2047
特別保存
-
円（税込）
江戸中期 丹後国田辺‐宮津
鉄地丸椀形高彫象嵌
縦七九㍉ 横七九㍉ 切羽台厚さ三･八㍉
『坐忘鐔撰』所載 特製落込桐箱入
Mid Edo tango province
Iron base wan gata takabori zogan
Height : 79mm
Width : 79mm
Thickness at Seppa dai : 3.8mm
Publishd in "Zabo tansen"
kiri box
音声解説
00:00 / 01:04
定正は市郎右衛門と称し、実用的で堅固な鐔を遺している。この鐔も、鞘に埃や雨水が入らないよう椀形に仕立てられた珍しい作。鍛え強い地鉄は、鎚の痕跡が遺されてねっとりとした光沢があり、雲文状の働きが表裏に窺え、鐔の景色となっている。施されている菊紋と梅花文は鋲で絡繰り留めされ、水の流れは鋤彫。七ツの小さな穴は夜の雲間に光る北斗七星であろう、味わい格別の出来となっている。
特別保存刀装具鑑定書
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